【けものフレンズ2考察】けものフレンズ史上最強!?2期サーバルの正体に迫る
全国2億4千万人のけものフレンズファンの皆様、いかがお過ごしだろうか。
すっかりブログを書くのに飽きてしまった私は2ヶ月近くブログの更新を止めてしまっていた。今思うと凄く勿体無いことをしていたと思う。
しかし、そんな当ブログも、けものフレンズ2の考察の記事を書いたら少々反響があったらしく、ずっと1日5~6アクセス程度だったのが今では一日60アクセスぐらいは稼いでいる事になっているようだ。これには本当に感謝しかない。
その記事がこちら↓
ということで普通に味をしめてまたけものフレンズの考察を書いていこうと思う。
良くも悪くも話題作になっている今だし売名チャンスだね
さて、皆さん、けものフレンズ2、最終回を終えていかがだっただろうか?
ある人は「良かった」、ある人は「悪かった」、あるいはそんなもんでは済まされない呪詛の言葉を吐き捨てる人も居ただろう。
私は腐ってもファンの端くれなので、なんだかんだで好意的な受け止め方をしている。
しかし、そんなことはどうでもいい。この記事は別に作品の総評など語るつもりなど毛頭ない。もっとうまく語れる人がいる。某イ◯ニアートさんとか
この人すごいよねほんと
作品を好意的に捉えた人も、そうでない人も、けものフレンズ2を視聴した人ならこう思うだろう。
あのバカ強いサーバル、何?
と。
作中のサーバルはカラカルの助けを借りながらもセルリアンをほぼ全てワンパンでぶっ倒した黄金の右腕の持ち主である。ワンパンウーマンである。
しかも、フレンズの間でもかなりの実力者と扱われており、ワニとヒョウを同時に相手取り、余裕で勝利するという元動物の力関係では到底考えられない偉業を成し遂げている。
一方、1期のサーバルは「ドジー!」「ゼンゼンヨワイー!」と言われるぐらいにはそこまで強くない描写がされている。1話のセルリアン以外全然歯が立っていないあたり、セルリアンと1期サーバルの力の差は歴然である。
元動物で考えると当然バトルの描写は1期サーバルのほうが忠実だと思われる。
サーバルの狩りは高い聴力と跳力(激寒)を活かした不意討ちが主な方法なはず。
2期サーバルのような力にモノを言わせたようなゴリ押しのマッスル戦法をするには全くもってパワーが足りないのである。
しかし、そんなことKFPだってわかっているはずだ。だてに4年もサーバルを主人公に据えているわけではない。
つまり、あの強さにはちゃんとしたロジックが組まれているはず。
一体それは何か。そのヒントは最終回の博士と助手のセリフに隠されていた。
カラカル「何なのよあいつ!強すぎじゃない!?」
博士「強いに決まっているのです!」
助手「セルリアンの強さは、ヒトの思い入れの強さで変化するのです」
はい!ここ!ここでストップ!
「セルリアンの強さは、ヒトの思い入れの強さで変化するのです」
ここがポイント。
セルリアンの強さはヒトの思い入れの強さで変化する。ここは2でハッキリと語られた設定だ。
セルリアンは輝き(これに関しては概念的な部分が強い)を喰らうというネクソン版の設定にも沿っていて非常に面白い設定だ。
そして、セルリアンはセルリウムから生まれるというのも2でハッキリ語られた設定であるが、実はこのセルリウムという用語、実はけもフレ2で初出の用語ではない。
1期のBD付きガイドブックや、以前パルコで開催されていたコンセプトデザイン展で既に語られていることであり、このような図で説明されている。
この図や、コンセプトデザイン展の撮影禁止ゾーンで、セルリウムは劣化してサンドスターになること、セルリウムとサンドスターはほぼ同一の存在と推測できるような描写がされている。
つまり、セルリアンとフレンズは表裏一体なわけである。
動物の文献や、遺物からのフレンズ化が観測されている例(絶滅種、UMAなど)も実際にあることから、思い入れの強い物から実体化するセルリアンとフレンズはメカニズム的にはかなり近い部類の近縁であることがわかる。
つまり、こう言えるのでは無いだろうか
「セルリアンがヒトの思い入れの強い物から実体化し、思い入れの度合いに応じて実際に強くなっていくものなら、フレンズもヒトの思い入れの強い物からフレンズ化し、思い入れの度合いに応じて実際に強くなっていく」
と。
少々長くなってしまったので、端的に説明すると、フレンズも思い入れの強い物から生まれたらめっちゃ強くなんじゃね~ってことです。
しかし、ヒトが居ないこのパークではそんな事レアケース中のレアケース。
無論、セルリアンになるような遺物はたくさん残れど、フレンズ化判定がされるぐらいしっかりと動物について記してあり、思い入れの強い物など、遺せるはずも、遺るはずも無いからである。
しかし、このサーバルキャットという種族、トコトンツイてるものである。
だてに4年間主役を張っているものではない。2人もこのパークに爪痕を残しているキーパーソンのヒトと関わっているのだ。
そう、かばんとキュルルだ。
かばんは最終回で死ぬほどわかりやすく未練タラタラだった。
そりゃ当たり前も当たり前。サーバルは生まれたての頃から共に寄り添った生涯最高のパートナーだ。
1から2に至るまでの間に"あの"サーバルを失う事件があったと推測できるが、失ったことなど到底受け入れることができずに、サーバルについて思い入れマシマシの文献を書いていても不思議ではない。
だとすればあの強さも不思議ではないし、何より2期サーバルの朧気なかばんの記憶についても説明がつく。
思い入れとはいくら強烈でも曖昧なもの。そんな思い入れから出力されたサーバルのかばんについての記憶は曖昧になっても仕方のないことであるというわけだから、かばんの強い思いがあのサーバルを生み出したというのもありえない説ではないだろう。
そして、キュルル
最終回ラストシーンの絵から推測するに、彼とサーバルとカラカルはまだヒトが居たパーク開園当時の頃からかなり仲が良かったようである。
そして、劇中でも描写されている通り、絵からセルリアンを生み出してしまうほど彼の思い入れは凄まじいものがある。キュルルの過去にはまだまだ謎が多いが、そこが掘り下げられれば、これまた面白い話になってくるはずだ。
サーバルと同じく猛烈に強いカラカルの出生にも関わりそうな話だが、二人がもし本当にキュルルの絵から生み出された存在ならば、1話でキュルルのことを二人がすんなりと受け入れた事にも合点がいくが、そうとなるとキュルルは真に孤独な存在となり得てしまうわけだが、その話はまた今度に改めることにしよう。
いかがだっただろうか。
この説がもし正しければ、けものパレードの歌詞にあるような、「君に会えば刻は巡る」「君の姿 星の記憶」と言ったものから、乗ってけ!ジャパリビートの「どんなに時が流れても鳴り止まないシンフォニー」と言った、けものフレンズのテーマに非常にピッタリなわけで、実にエモいことになる。
未だにフレンズについては謎が多いが、良い評価を受けていないけものフレンズ2の世界も今までに出た設定と照らし合わせていけば非常に重厚な姿を現してくれると私は思っている。
是非、皆さんもけものフレンズについて各々のやり方でもっと知ってみては如何だろうか。
お見苦しい文章ではあったと思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。